世界のゴミ事情を比べてみて・・日本のゴミ事情

こんにちは、エコアースです。北九州にて不用品回収、遺品整理等を行っております。

北九州でこういった仕事をし日本の環境問題に対し真剣に考え取り組むようになりました。何故ゴミはこんなに増えるのか、他の国と何が違うのか それを調べてみました。

環境省発表データによると、日本人一人あたりが1年間に排出するゴミの量は320kg、2位がフランスで一人あたり180kgです。a0002_009607_m
3位がドイツの140kg、4位がアメリカで100kgと続きます。
また、ゴミの焼却炉の数が、1位:日本1243、2位:アメリカ351、3位:フランス188と、これまた日本がダントツの不名誉な1位です。
ゴミは燃やせば、ダイオキシンや二酸化炭素を放出し、地球温暖化の要因となっています。
なぜ、日本はこれほどまでにゴミを出すのでしょうか?
その答えは、コンビニなどでお馴染みのプラスチック容器包装です。
衛生と利便性で90年代頃から急速に浸透していったのですが、同時にゴミ焼却の対応策として、焼却炉の建設ラッシュがはじまりました。
 
海外のゴミ事情IMG_0465[1]

ドイツ
ドイツでは、DSDシステムという包装容器のリサイクルシステムを確立しています。
これは包装容器を扱う製造業者・販売業者が共同で出資し、DSD社という会社を設立し、ドイツ政府や自治体の支援を受け、事業者の責任で回収するというものです。
ドイツの環境問題に対する考え方は、日本とは決定的に違う教育システムにあります。
ドイツでは子供の頃から環境問題についての徹底した教育を受け、学校ではノートなどの紙類は100%再生紙を使用するなど、幼少期から培われているのです。

韓国
韓国ではドイツの事業者責任による回収制度を取り入れ、1回限りの使い捨て容器に規制をかけるなど、模範としたドイツを凌ぐほどの徹底ぶりです。
具体的には、レジ袋の有料化、飲食店での使い捨てカップの禁止、ホテル等での使い捨て歯ブラシの使用禁止など。
 
デンマーク
デンマークでは、1回限りの使い捨て食器類などに、30%以上もの税金を科すなどし、いわゆるリサイクルの※3R(4R)リデュースに力を入れています。
※リサイクルの3Rとは、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の事です。
最近では4つ目のRとして、Refuse(リフューズ)を加えたリサイクル4Rとも言われています。
それぞれの意味は、次の通りです。

 

こういった各国の取り組みを見習い、まずは身の回りで出来るえこ活動をされてはいかがでしょうか?